心身に染み渡る滋味。
会席料理を朝に食す喜び
ホテル目の前、はなれに位置する建物が「日本料理 からまつ」です。モダンなデザインのホテル館内とは一変、純和風の空間は、まるで宿場町に連なる家屋に訪れたような趣です。朝食に供されるのは、羽釜炊きご飯を中心とした信州朝会席。特筆すべきは、食材と調理へのこだわりにあります。中でも主役となるのが羽釜炊きご飯。お米は、県産の五郎衛米を使用しています。味噌は、嘉永6年創業の老舗、和泉屋商店と熟考し、熟成年数や麹歩合を調合したオリジナルの三年蔵出し信州味噌を使用。お味噌汁はもちろん、小鍋の信州福味鶏つみれの味付けなど、さまざまな料理を引き立てています。そのほか、信州サーモンやきのこ、野菜、果物など、信州産の食材を存分にお楽しみいただけます。また、日本料理には欠かせない鰹節においては、特注の抜節や枯抜特上節を使用。出汁はもちろん、コクや香りを漂わせるために炒ったものを料理に添えるなど、手間暇を惜しまない熟練の職人技が光ります。そんな「日本料理 からまつ」のコンセプトは温もり。一品一品、目の前に運ばれるコースだからこそ味わえる料理の温もりと、心を尽くしたおもてなし。そのすべてが、身も心も満たしてくれることでしょう。すべてが五臓六腑に染み渡る料理を満喫し、ほっとひと息、窓の向こうに目を向ければ、朝日を浴びて心地良さそうにそよぐ森の樹々の景色が広がり、それを眺めていると思わず笑みがこぼれるはずです。そして、その陽光もまた温もりのひとつ。「日本料理 からまつ」で過ごす朝食の時間は、人と自然が共存する意味やこの地が育む食の豊かさも感じていただけるはずです。大地の恵み、生産者、そして、料理人、サービス……。自然の恩恵に始まり、真摯に、丁寧に成されたそれぞれの仕事の結実によって、「日本料理 からまつ」の朝食は生まれているのです。食後、心身に満ちるエネルギーや生命力を感じるのは、きっとそのためでしょう。















